『能力を使って仕事をしていきたいと頭では思いつつも、なぜか心のブレーキがかかってしまい自由な行動が出来ずにいて困っています。なにか過去生的な理由でもあるのでしょうか?』
という依頼でした。
すると自然豊かな風景の中で暮らしている人が見えてきました。
裕福ではないもののつつましく幸せな人生です。
特になにか不満があるわけではない状態です。
なにか一般的な人と比べると違う点があるとしたら、特殊な霊能力があるというところでしょうか。
でもそのようなものを使用して仕事や活動など一切してはいません。
ですがとある被害にあってしまいました…
いわゆる魔女狩りです。
15〜17世紀中世ヨーロッパでは魔女狩りによって不当に嫌疑にかけられ捕まった方々は数多く存在しているとされていますが、もっと古くからこのようなことは起きていたとされています。
魔女とされていますが男性でも怪しいとされたら捕まったそうです。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか!?
権力者にとって霊能者というのは恐怖の対象だからです。
民を支配して自分達の言うことを聞かせたいのに、霊能者が何かを言えば自分達の言うことを聞かずに、民は霊能者の意見に耳を傾けてしまうからです。
あとは霊能者に術をかけられ殺されるかもしれないという怖れもあったことでしょう。
ということで、権力者の不安解消からの行動として霊能力を持つ人達を狙っては消していく、魔女狩りというものが行われてしまったのです。
実際のところは金儲け目的の業者によるでっち上げで魔女として捕まった方もいたそうですが、おそらく霊能力に長けた方々がそれなりに多く捕まったと推測しています。
この方もその被害にあい、自分の能力を見抜かれてしまい捕まってしまったのです。
捕まったら最後、もう二度と家に帰ることのなど許されない監獄送りとなります。
これは異常なほどの恐怖です。
悪いことなど何もしていないのに、単に霊的能力を持っているからという理由なだけです。
そして拷問による自白を迫られます。
最後には世の中で知られている火炙りなどの処刑が待ち構えていたりします。
これは異常なほどの過去生トラウマとなってしまいます。
なにも悪いことなどしていないのに、霊能力があるだけで殺されてしまうという体験です。
しかも場合によっては公開処刑です。
周りの好機な視線にさらされながら罪人として裁かれるのですから、生まれてきたことに異常なほどの後悔が残ってしまいます。
最期に地獄のような精神的も身体的にも苦痛が伴う形で死んでしまいます。
死んだ後は普通の能力であれば平穏無事で過ごせるのに対して、能力を持って生まれてくることは命を狙われることという認識になってしまうからです。
生まれ変わるたびに能力者だとバレないようにするために普通のフリをし続けないといけないのです。
これは自分の能力を否定し抑圧しないといけなくなり、潜在的にはとても苦しいと感じている状態となります。
自分を偽って能力をひた隠しにしながら生きることは、自分の人生を思い描くということは諦めることにつながっていくからです。
この魔女狩りのトラウマを持つ方達の多くの共通認識としては、『私は普通の人です』と言いきってしまいます。
このようなトラウマを持ったがために完全に私は普通と思い込んでしまっている人達は、案外地球上には多いのではないのかなと思います。
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