ある方から
『芸術に絡んだ過去生があるはずなので見てくれませんか?』
という指定された感じで依頼を受けました。
いったいどのような過去生であったのでしょうか?
すると…
怒りのあまり絵筆をバキバキ折まくる画家さんが見えてきました。
そして文句を言っています。
『くそ!ミケランジェロ』
まぁあくまでこういう言語は転生したら、その国の言語に変化されるものなのです(笑)
つまり外人の霊(場合によっては宇宙的存在)とチャネリングしても日本語に変換されます。
霊の世界は世界共通言語的に翻訳されていくのですね〜
一応気になる方もいるかもしれないので解説的な余談です。
そうこの人はルネサンス期に活動されていた芸術家でした。
それなりに恵まれた環境下で貴族からの肖像画などの依頼を受け仕事をされていたので、そこそこ裕福で知名度もあり人生で困っていることはあまりありません。
そしてルネサンス期の画法や画材などの研究にも没頭され、その当時の芸術に貢献されていた方でもありました。
またルネサンスの時期はペストが流行していて、人口の3分の1が減っていったそうです。
そのため人々はいつ死ぬかもしれないということで毎日を必死に過ごして生きていたということもあり、それが一つの本気で生きることや人生と向き合うことにつながっていたこともあったようです。
そしてこの人は数多くの人を看取ってきたこともあり、志半ばで倒れていく芸術家達の想いを受け継ぎ、日々芸術に心血注いで向き合っていました。
先に志半ばで亡くなった芸術家や希望を持っていた人達の分も表現していかねばならないといった使命感のようなものもあったようです。
この人は決して凡人ではなく天才肌であったことに変わりはなかったのですが、あまりにも突出した存在達が現れると脚光を浴びることが少なくなっていきました。
いわゆる3代巨匠と呼ばれる存在達です。
レオナルド・ダヴィンチやミケランジェロやラファエロと言った存在達が大きく注目され過ぎて、さらに自分の存在が霞んでしまいます。
特に名誉などに興味はなかったものの、あまりにも扱いが違い過ぎるし、注目度の差があり過ぎる状態になっていきました。
あまり芸術のことなど分からない人達からの心ない発言とかに良い気分にはなれないこともしばしばあったようです。
それでも本人は3代巨匠と呼ばれる存在達の独特の世界観や表現方法やインスピレーションに脱帽し認めていました。
そしてレオナルド・ダヴィンチとは親交深く技法などでも交流を深める間柄だったようです。
ただミケランジェロにだけは強く反応が出たようです。
世の中的にはではミケランジェロはとても性格が悪かったと書かれている文献等もありますが、この方もそのように感じていたようで…怒り心頭だったようですね。
ミケランジェロは他の芸術家を見下し感満載です。
周りのアシスタントもただの道具としてこき使うだけで、自分の芸術を邪魔するなと言わんばかりの対応です。
この強固なプライドが特殊な芸術性を生み出していたのかもしれません。
やはり性格のキツさから敵を多く作ったようでトラブルも引き起こしていたようです。
でもそんなことは意にかえさず自分のやりたいようにやり続けるミケランジェロに怒り心頭であったようで、人として苦言を呈したら逆に無茶苦茶文句を言われてしまい…不仲となったようです。
周りの芸術家を育てていきたい自分のスタンスとは合わず許せない想いから、筆をバキバキに折り怒りをぶつけてしまったということでした。
その人は最終的には普通に寿命をまっとうし芸術家としての人生はとても良かったのではないかと思われるものであったようでした。
何か目に見えない感情や心などを絵で表現し、見た人がその当時の状況を読み取ることが出来るよう絵に命を吹き込まれるように描いてみたいというのが強かったようで、それは現代にも脈々と受け継がれているようです。
魂としてはそこそこ成功体験だった人生を歩まれた過去生のキロクでした。
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