『私はどんなに眠くても何か少しでも物音がした瞬間に目が覚めて動けてしまうのですが何故でしょうか?分かることはありますか?』
このような依頼があり過去生を請け負ってみることにしました。
その人はお医者さんで夜勤もなんの問題もなく対応出来てしまうそうで、夜勤に急患で呼び出されたとしてもあっさり対応出来てしまうのです。
とっても頼もしいスーパードクターです。
さてどんな過去生がでてくるのでしょうか?
日本のいつの年代かは分かりませんでしたが、おそらく弥生から古墳時代あたりと思われるものでした。
限られた守られている地域は秩序というのが多少は存在していたかもしれませんが、それ以外の地域は秩序というものはほとんど存在しない無法地帯であり危険でいっぱいであった時代です。
その人は敵襲から部族を守るため、監視塔のような場所から昼夜問わず見張りをする役目でした。
もし敵が攻めてくることがあったら、瞬時に起きて迅速に行動しないと命とりになります。
さらに最悪のことが起きれば部族が滅ぶことにもなりかねません。
そのため完全熟睡はせずに浅めの眠りにしておいて、いつでも確実に起きれるようにしていたのです。
その過去生で肉体に染み付かせた習性のようなものが、未だに身体にインプットされてしまっていたのでした。
それが今生はお医者さんとして幸か不幸か活かされることになってしまったのです。
こちらのお医者さんは尋常じゃないくらいのタフネスさを持っていたので問題なく生きてこれましたが、一般人であれば睡眠障害になっていたかもしれないくらいの睡眠トラウマとも言えそうです…
それからお伝えしてからは段々と緩んできて眠ることへの許可がおりたようで、数年後にはしっかり眠れるようになったそうです。
人の睡眠にもここまで過去生が影響してくることが理解出来たキロクでした。
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