『人と距離を縮めて仲良くなりたいと思っているのに、ぜんぜん距離を縮められません。
何処かで怖がっていることは薄々分かっているものの原因が分からず困っています。
なにか過去生的な要因でもあるのでしょうか？』
という依頼でした。
本人は笑いをとるのが好きだったり楽しいことが好きなのですが、人との距離感が異常なほど遠い状態でした。
面白いけど近しい人にはなれない感じです。
そして過去生を請け負ってみると出てきました。
人目が怖すぎてしょうがない
人が信用できない
人から心を開いてもらえるとは思えない
色んなネガティブな想いが噴出してきます。
その理由はどんな過去生的理由があったのでしょうか？
～舞台はサーカス団の世界～
その人はサーカス団の中でも千両役者というか売れっ子スターのような存在です。
噂が噂を呼び毎日人々から羨望の眼差しを受けるのが当たり前の状態です。
聴衆を上手く煽りドキドキさせてから、見事に派手な曲芸を決めるという完璧な存在です。
スターとなり周囲の人達からは、とってもチヤホヤされてしまう環境が出来上がってしまいました。
どんどん増長して調子に乗り過ぎて天狗になっていきます。
サーカス団の人達もワガママで手が付けられないことから、遠慮するようになりました。
スターなので邪険には出来ず遠巻きに接するしかないという状況です。
すると事件が起きてしまいました。
調子に乗って観客を煽ったあとに大失敗をしてしまったのです。
彼はあまりにのショックに塞ぎ込んでしまいます。
恥ずかしくて誰にも会えなくなり引きこもります。
スターのプライドはズタボロになり心が完全に折れてしまったのです。
それからというもの転生しては人との接触を避けて極端に人と距離を取るのが当たり前になってしまうという、人間関係の構築が行われるようになってしまったのでした。
この件を伝えると本人も納得出来たようで自分から心を開くことへの許容と、人との距離感に変化が生じるようになったようです。
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